kazya571のブログ

写真やカメラに関する記事を書いています。

SONY α7RⅢレビュー

発表後、予約開始と同時に予約して購入したα7RⅢ。

スチルカメラとして、休日に撮影に出かけながら2ヶ月近く使用してきました。

 

この記事では使用してきて感じた事を、以前まで所有していたFUJIFILM X-T2やNIKON機と比較しながら書いていきます。

 

外観・デザイン

前機種α7RⅡは持っていなかったけど、ぱっと見ではほぼ変わらない見た目。RⅡは発売時からウェブや店頭で見てきたので、もう新鮮味があまりないのが残念。笑

デザイン自体は他メーカーには無い角張ったフォルムで好み、というかSONY製品全般が先進的なデザインで個人的に好きですが。

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実際に持った感触は、グリップが深くしっかりと握る事が出来てとても良い。ただ私は指がけっこう短いのであと5mmくらい本体の厚みが薄いと完璧でした。一般的な男性の手だと小指が余るという声を良く見かけますが私は気になりません。

重量に関してももう少し軽ければ良かった、ただこれは贅沢な悩みでフルサイズセンサー搭載機としてみれば圧倒的に小さく軽い。 

Eマウント機ってセンサーサイズ関係なく他のミラーレス機と比較してコンパクトですよね。でも結局の所レンズはセンサーサイズに比例して大きくなってあまりメリットが無いどころかバランスが悪いんじゃないかと思っていました。

ところが使用当初からカメラを構えた時に、グリップの良さもあってアンバランスさを感じる事は無く、まあこんなもんかと。(24-70mm GMや70-200mm F4使用時) SONYがそこまで計算しているのか謎ですが。

そしてカメラ本体がコンパクトであると、首からぶら下げて歩きながらスナップ撮影する時など取り回しがかなり楽です。レンズも小さければ言う事無いですが、カメラ本体が小さいという事だけでも大きなメリットに感じます。

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機能・操作性

豊富な機能でまだ試せていないものもあります。操作系統は必要最低限揃っていて見た目もすっきりまとまっています。

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 良いところ

  • 効き目抜群のボディ内手ぶれ補正。手ぶれ補正非搭載のレンズも安心して使用できます。
  • カスタムボタンは、数も豊富で今のところ不満はありません、ただボタンの位置になれるのにはまだ時間がかかりそうです。
  • マルチセレクターの搭載でAFポイントの移動がラク。これも最初は慣れが必要で、指で押すというより動かしたい方向にスライドさせるイメージ。
  • バッテリーの持ちがいい、旅行だったら1個あれば1日持つと思います。
  • APS-Cクロップが便利で、カスタムボタンに割り当てて良く利用しています。24-70mmレンズをつける事が多いのでもう少し望遠が欲しい時に重宝します。元の画素数が多いのでクロップで1.5倍しても1800万画素あるので十分。
  • 使いこなせていませんがAFはとても速くて飛びものもイケます。

 

改善・要望

  • モードダイヤルの位置がファインダーより右側にあって操作しづらい。左側にあれば、右手でグリップを握ったまま左手で操作できて快適だと思うんですが。
  • 電源ONから操作可能になるまでが長い。
  • APS-Cクロップもそうですが、画像書き込み中に制限される機能がいくつかあってたまにストレス。
  • 前後のダイヤル、コントロールホイールの反応がいまいちで、操作してから反映されるまでのラグを無くして欲しい。
  • シャッターボタンが少し深い。
  • EVFは非常に高精細で綺麗ですが、シャッター半押ししてAFすると表示が荒くなってしまうのが非常に残念。
  • フォーカスエリアの表示がグレーで非常に見づらい。何か理由があってこうしているとしか思えないくらい不便なんですが、色の変更って技術的に何か問題があるのでしょうか?
  • 夜間撮影時のために、D850のようなボタンイルミネーションが欲しい。
  • 液晶がバリアングル(または縦チルト)だったら良かった。
  • タイムラプス機能が無い。(タイマーリモコンで何とか対応しようと思います。)

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画 質

今までフルサイズセンサーのカメラはD800Eをたまに使用する機会がある程度で、APS-Cのカメラがメインでした。 ですが、D800Eで撮影した画像のダイナミックレンジの広さ、階調の豊かさを見て、やはりセンサーサイズの差が画質に表れる事を実感していました。

今回α7RⅢを購入したのもX-T2からのステップアップとして画質にこだわりたかったからというのが一番の理由です。結果として自分が求めていた期待にこのカメラはしっかりと応えてくれました。どんな被写体・状況でも余裕でこなす懐の深さのようなものを感じます。

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夜間撮影時、作品撮りでなければISO6400〜12800まで上げてしまって手持ちで撮っちゃいます。これで旅行も三脚いらず。

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ハイライト部分の表現にセンサーの違いが如実に表れるように思います。白の階調を繊細に描いてくれます。ダイナミックレンジが狭いとこの部分が飛んでしまうので、カメラ側がそれを避けるため全体をアンダー気味に写してしまうことがあり、白とび覚悟で露出補正する事もありましたが、その心配もなさそうです。

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以上がレビューです。

こうやっていろいろ書き出してみると思いの外機能や操作について不満を持っていることがわかりました、本当に満足しているんですけどね。笑

AFに関してまだ使いこなせていないのと動画はまだほとんど試していないのでこれから検証したいですね。あとタイムラプスも。

 

金沢海みらい図書館スナップ α7R Ⅲ FE24-70mm GM

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近未来的な雰囲気のある金沢海みらい図書館へ行ってみました。

撮影の申請をすれば館内の撮影が可能です。

 

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シンプルかつ洗練されたデザインでとても落ち着く空間。

勉強するのも読書を楽しむのにも最適。

 

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この日はお昼の明るい時間に行きましたが、日が暮れるとまた雰囲気が変わるのでしょうか、また撮りに行こう。

 

大雪の後に…兼六園スナップ α7R Ⅲ FE24-70mm GM

4日間も続いた大雪がようやく止んで快晴となった日曜日。

これは絶好の撮影日和と思い、雪かきもちゃちゃっと済ませ早朝から兼六園へ行ってみました。天気が良いと、木々の枝に雪が積もっていてもすぐに溶けてしまうので午前中の早いうちに行かないとあんまり絵にならないですからね。

 

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ここまで一気に積もったことって近年では無かったような。

 

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天候が荒れた後の青空って空気が澄んでスッキリして見ていて気持ちいい。

 

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なぜか光芒を撮ってみたくなる↓

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四季にあわせて様々な光景を見せてくれる兼六園ですが、特にこの冬の雪化粧は限られた時期と条件が揃わないとなかなか出会えないので貴重な機会になりました。

 

おまけ

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Endurance Ext(エンデュランス エクステンド)カメラバッグ使用感レビュー

 Endurance(エンデュランス)のカメラバッグを購入して約半年、撮影に出かける時は毎回持ち出してきました。そこでこのカメラバッグを使用してきた感想を書いていこうと思います。

 

 購入したのはEnduranceから出ているカメラバッグ2つのうち、コンパクトなタイプのEndurance Ext(エンデュランス エクステンド)。

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 Endurance Extより先に出ていた普通サイズの方を初めて見た時、使い勝手の良さや値段など、コストパフォーマンスに優れ、購入しようか悩みました。しかし大容量故にバッグ自体の大きさがどうしても気になってしまいなかなか購入に至らず。一泊旅行へ行ったりするのならちょうど良いんでしょうが、割りと近場へ撮影に行くには少し大げさな気がしてしまい・・・

 他にもZKINやVINTAなどの海外ブランドからめちゃくちゃかっこいいバッグが出てますが値段がやはり高いのと、デザインのために他と比べて機能性が劣るかなあという印象を受けました。機能性重視ならTHULEが良さげですね。

 

 そんなこんなで悩んでいた頃に発表されたEndurance Ext。見た目も好みで収納も充実、そして値段が約15,000円!早速購入しました。 

 

 リュックの構造や機能などは公式サイトに詳細があるので、実際に使用して良かった所、残念な所を書いてみます。

 

<良い所>
  • コンパクトな見た目以上の収納力
  • エキスパンドシステムでバッグの厚みを拡張可能
  • 上部気室の荷物の量に合わせてロールトップの巻きを調節できる
  • 三脚取り付け可能
  • バッグ自体が軽い
  • 背面がメッシュで蒸れにくい(夏場はさすがに蒸れます)
<残念な所>
  • 小物の収納が少ない(メインポケットにもう少し容量が欲しい)
  • ベルクロを剥がす時の音が大きくて気になる

 

 二気室構造で上部はロールトップ式。思っていたよりも薄手の素材でサラッとした感触、ですが安っぽさはありません。

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Velbonの三脚UT-53を取り付けた状態、上部気室の荷物が少ない時は少し斜めに入れる形になりますがそこに三脚入れたりしてます。

ちなみに写真のようにリュック自体はしっかり自立します。

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とりあえず現状これだけの機材・小物しか入れてないので当然まだまだ余裕ありますよ。

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上部気室はほぼ何も入れてないのでここに着替えとか入れて一泊旅行も行けちゃいそうですね。ノートパソコン、タブレットもOK。

 

メインポケット。

モバイルバッテリー、リモコンなど。

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前面下部の収納。

厚みのあるものは入らないので、フィルター関係を入れてます。

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下部気室。

隠れてますが上にフラッシュも入ってます。フード着ければレンズももう一本いけます。

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まとめ 

Endurance Ext(エンデュランス エクステンド)の感想まとめてみました。カメラリュックの二気室構造は初めてだったけど、収納もしやすく便利だなあと実感してます。

デザイン・機能性を両立させ、コストパフォーマンスに優れた素晴らしいカメラバッグだと思います。リュックタイプを検討している方におススメします!

α7R Ⅲ 撮影記2(呉羽山展望台〜海王丸パーク〜万葉埠頭)

f:id:kazya571:20171203204734j:plain昨日から空気がとても澄んでいたおかげで、山々がとても綺麗に見えていたので今日は午前から富山県立山連峰を撮りに行ってきました。

ここからの写真は全て撮って出し、クリエイティブスタイルはニュートラル、使用レンズはFE 16-35mm F4とFE70-200mm F4です。

 

 

まずは呉羽山

 

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ちょっと霞んでしまってますが、やっぱりここからの眺めは絶景。もう少し時期が経てば、麓付近まで雪化粧してくれるのでまた狙いに来ねば。

北陸新幹線が通る時間に狙ってみたけどここからだと小さすぎて写っているのかよくわからなかったです。

 

 

海王丸パーク

 

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近くを飛んでいた鳥。動体を撮ることはあまり無かったので、試しに撮ってみるとこれが思いの外フォーカスが決まってめちゃくちゃ楽しい!フォーカスエリアはワイド、コンティニュアスAFで細かい設定はいじってなかったけどこんなに簡単に撮れるとは。X-T2と比べても格段にいい。

望遠が200mmまでしかなかったのでAPS-C/Super 35mmモードで焦点距離1.5倍に。解像感は充分。 

 

 

日没まで時間があったので、埠頭近辺を探索。

するとインスタグラムで誰かが投稿していた光景が。

 

「日本のベニス内川」

思い切ったネーミング。

 

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万葉埠頭

 

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今日一番撮りたかった写真。

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投稿サイトでよく見かけて、ずっと撮りたいと思っていた構図。しかしこれも望遠が足りなかったのでAPS-C/Super 35mmで。いつかここでタイムラプス撮ってみたい。(あとから気づいたけど、α7RⅢってタイムラプスアプリ入れられないらしい!?)

  

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天候に恵まれていい撮影ができたと思います。被写体が良いのもありますが、撮影する度に素晴らしいカメラだと実感。

もうしばらく使用したらレビューしてみたいと思います。

 

 

α7R Ⅲ 撮影記1(金沢市主計町〜東茶屋街~金沢城・兼六園四季物語 秋の段)

およそ1年間使用してきたFUJIFILM X-T2を下取りに出して、α7R Ⅲ購入しちゃいました。

買い替えに至った経緯などは別の記事で書くことにして、とりあえず撮影に出かけてきましたので写真を公開したいと思います。

 

使用したレンズはFE16-35mm F4です。

全てJPEG撮って出しで、クリエイティブスタイルをスタンダード、ニュートラル、紅葉の3つの中から選んで使っています。

 

 

金沢市主計町〜東茶屋街

夜の撮影でしたがこの日は全て手持ちで撮ってみました。

ISOは800〜1600でシャッタースピードが1/5秒前後になることが多かったですが画角が広角なのと、ボディ内手ぶれ補正搭載のおかげか、想像していたよりもブレを抑えることができました。手持ちでこれだけ撮れるなら十分です。

 

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金沢城兼六園四季物語 秋の段

紅葉の見頃はもう終わった感がありますが…もっと早く行ければよかったけど、時間が無かったり天気が悪かったりでなかなか行けず。秋の兼六園は初。

ここからは全て三脚使用です。

 

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以上、都合で夜の撮影しかまだできていませんが、もうしばらく使用してみて、レビュー記事も書いていきたいと思います。

 

 

白山一里野イルミネーションイベント2017「灯りでつなぐ1300年」撮ってきました。(FUJIFILM X-T2)

白山一里野で今年限定で開催されているイルミネーションイベント「灯りでつなぐ1300年」へ行ってきました。

祝日の土曜日でしたが人もそんなに多くなくて撮影しやすかったです。

 

日没後、点灯し始めました。

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XF23mm 1/30 F1.4 ISO1600

 

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XF55-200mm 1/8 F4.2 ISO6400

 

30分毎に2パターン色が変わるみたいです。

 

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XF55-200mm 8.5秒 F11 ISO800

 

少し登った所から。

雨が降ったあとみたいで地面はぬかるんでいるし、結構急斜面だったので三脚立てるのに苦労しました。

真っ暗で降りるの怖かった・・・

 

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XF18-55mm 10秒 F13 ISO800

 

7色全てを入れて撮るのって難しい。

広角で撮ると散漫になりがちなので、望遠で引き寄せてうまく切り取る必要がありますね。

 

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XF23mm 3.5秒 F9 ISO800

 

奥のイルミネーションを少しだけぼかしてあげても綺麗。

 

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XF23mm 1.8秒 F6.4 ISO800

 

 

今年だけというのがもったいないほど素敵なイベントでした。

流行りのインスタ映えもするし、すぐそばの温泉に入った後に来たりもできるのがいいですね。